APEC/TPTWG会議が開催されました

第31回VSHG会議概要

・日程 2008年8月25日〜29日
・場所 ペルー・リマ・国立博物館内特設会場
・出席者 議長;韓国
アメリカ(1)、オーストラリア(2)、カナダ(1)、韓国(2)、台湾(3)、日本(2)、フィリピン(1)、ペルー(3)、IMMA(1)

会議では、冒頭各エコノミーからの基準調和状況の報告がされた。
その後、JASICからは今後VSHG内で検討予定の「車両認証ベンチマーキングスタディ」への参考情報として国際車両認証制度の基盤整備のために必要な検討要素と、JASICが行ってきたインフォーマル会議の主催や議長活動などのWP29への貢献実績について紹介した。
またMLITからは、WP29やGRの活動に必要な事項として、JASICを通じた出席準備、新法規、改正法規に関する課題検討や提案書の作成などの作業を参加各国に紹介した。
その他、オーストラリアから1958年協定と1998年協定の詳細の説明、RVCS認証システムとアドバイスサーキュラーに基づくワーストケース選定の透明化への努力について紹介。韓国からは、HFCVの安全基準検討、スクールバスに適用可能なシートベルトアンカレッジ要件の検討などについて紹介があった。
会議の最後には、APEC参加エコノミー間のWP29での法規改正に関する技術的協力関係の構築が重要であるとの結論がだされた。

今回、これから1958年協定に加盟し、活動しようとする国に対して有効な情報が多く発表されたが、ASEAN諸国の出席が少なかったのが残念である。次回シンガポール会議では多くのASEAN諸国の出席が見込まれるため、引き続きこれらの有用な情報を継続して発信する。