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開催日: |
2007年7月25−27日 |
場 所: |
中国四川省 紅珠山寳館国際会議場 |
参加者: |
日本側 |
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自工会 |
海技管中国分科会 岡田分科会長、歩行者保護分科会 中村委員、北京事務所 本川所長 ほか約25名 |
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JASIC |
秋葉 |
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中国側 |
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CNCA(中国国家認証認可監督管理局) |
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金 認証管理部長、王 認証管理部一処処長、ほか |
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CQC(中国質量認証センター) |
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任 産品三処副処長、長 産品三処汽車部部長 ほか |
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ACSIQ(中国国家質量監督検験検疫総局)、SAC(中国国家標準化管理局)、財政部、税務総局、商務部各代表など約20名 |
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そのほか欧州業界代表ACEAの中国代表を加え50名近い出席者であった。 |
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主な内容 |
1) |
新しく改定実施される予定の中国ccc認証運用規則内容について@技術面についてはCQCとA政策面についてはCNCAと突っ込んだ意見交換がおこなわれた。
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2) |
JASICからはJASIC設立以来の活動の紹介の形でわが国の国連1958年協定加盟に至るまでの活動、加盟後のUN/ECE/WP29における活動、国内にECEを採択する活動などを紹介した。さらに今年度JASICで策定した2015年度を目標とするJASIC長期事業についても紹介し、今後の基準調和と相互承認活動の方向性を明確にし、協力を要請した。
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3) |
自工会歩行者保護分科会より歩行者保護gtrやアセスメントに関する紹介があり、その中で1998年協定(中国も加盟している)の概要など説明が行われた。 |
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質疑を通じて |
1) |
国連の活動(58協定、98協定)に関する詳細な質疑が行われ中国側関係者の理解を深めることが出来た、
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2) |
特にECEやgtrの採用の仕方についてやECE採択後の認証書の価値など中国側認証試験実施機関からの熱心な質疑があった、
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3) |
さらにガラスgtrに特定した質問ではECE R43とgtrとの関連について、内容を統一するためのプロセスなど具体的な関心が示された、
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4) |
基準調和活動に関連して中国の交通安全政策、交通事故低減のために中国国内各省庁の連携強化などの認識を深めることが出来た、
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5) |
この討議の中でCNCAで推進しているccc認証制度をUN/ECE/WP29で紹介することを通じて彼らのWP29会議出席の可能性の芽生え
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などの成果を上げることが出来た。 |
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中国側も新しいccc認証制度運用にあたり、欧州の車両認証制度などを良く勉強している様子がうかがえた。
CNCAの2007年度の事業計画の中で車両認証を整備するだけでなく、部品認証の強化、整備が挙げられていた。
彼らも今後、部品、車両輸出の拡大を考えると国際的な枠組みのなかで相互承認を検討する必要性は充分認識していると感じた。
JASICの目指す58年協定下でのECEの採択、相互承認の実現は彼らにとっても利益のある話題であると認識してもらうことが出来たと感じている。
今後も交流会の場などに積極的に参加させてもらい相互の理解を深めていきたい。
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