自動車の安全・環境に関する世界統一基準(gtr)

 

7月19日〜7月29日の間、国土交通省委託事業である平成17年度 自動車基準・認証国際調和制度導入協力事業の「自動車基準・認証制度国際調和導入協力セミナー」(=Advanced Training Course on Motor Vehicle Technical Regulation and Certification)が開催された。
本セミナーは、自動車の基準・認証制度を担当するアジア各国の政府職員を招聘し、国際調和に向けた自動車の環境・安全基準と認証の相互承認についての講義を行うこと等により、自動車基準・認証制度の充実のために必要となる人材の育成を行うとともに、各国における環境保全・交通安全を促進することを目的としている。
今年度は、アジア6カ国からの研修生(インドネシア、フィリピンより各2名、中国、マレーシア、タイ、ベトナムより各1名)と1カ国からのオブザーバー(サウジアラビアより1名)の計9名を招聘して、自動車の基準認証制度の講義、カントリーレポート発表、メーカー工場等施設見学自動車の型式認証試験及び一般安全に関する法規適合テスト実習等を行った。
日本とアジア諸国との架け橋となる研修生の今後の更なる活躍に期待している。