WP29/GRSG Common tasks WGのオタワ会議 概要報告

 

 

 

開催日
2002年4月4日

<会議概要>
・前回のCT3会議において、日本、OICAにてドラフトを作成することとなり、作成したドラフトに対し、カナダ、ハンガリー、フランスよりコメントが出され、事前に日本にてまとめた資料をもとに議論が進められた。
・日本にて修正提案を提示しほぼ合意が取れたが、下記項目等については今後検討することとなった。
カテゴリー名:数字とするか略語とするか(次回会議で決定)
カテゴリー2のサブカテゴリー関連:3.5tのブレークポイントをもとに、締約国は環境、安全に関わる理由があればブレークポイントの追加を提案するとの考え方の是非及び7.5tのブレークポイントの削除の可否(OICAにて検討)
法規のフォーマット:前回のWP29にて議論されたドキュメントWP29/2002/25を参考に整理(日本にて整理)
カテゴリー1と2の区別:数式で規定することの検討(OICAにて検討)
Mass in running order:幅概念導入の必要性(OICAにて説明資料を準備)
   
<参考>  
開催日時:
2002年4月4日(木)
開催場所:
カナダ運輸省 会議室
議   長:
斧田 孝夫(国土交通省)
参 加 者:
日本国土交通省、カナダ運輸省、ドイツ運輸省、米国NHTSA、OICA、JASIC、CT事務局
 
次回会議:
第4回CT 4月29日、30日 ジュネーブで開催。
 

資料及び公式議事録は下記アドレスへ
http://www.unece.org/trans/main/wp29/wp29wgs/wp29grsg/commontasks_ottawa.html

 

共通課題とは

自動車・装置の国際流通の増大や自動車産業のグローバル化に対応して各国毎に異なる自動車・装置の安全・環境基準の世界的な統一を促進する国際協定であるグローバル協定は、日本を含む8カ国の締結を受けて平成12年8月25日に発効しました。(日本は平成11年8月に同協定を締結。平成14年4月現在、19カ国が締結。)
 同協定に基づく世界統一基準は、今後国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において日本、米国、EU等の関係国等の間で本格的に議論されることとなっています。日本政府はこれまで、世界統一基準の策定にあたっては、現在各国毎に定められている車種区分、重量・寸法の測定方法についての世界共通定義を作成する必要があると訴えてきました。その結果、必要性が国際的に認知され、国連欧州経済委員会自動車基準世界調和フォーラム(WP29)一般安全分科会(GRSG)の下にW/G設置され、日本の国土交通省が議長を行っております。今後関係国等の間で議論を行い、来秋を目途に車種区分、重量、寸法の世界共通定義をまとめる予定です。

 

 

 


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