NHTSAとの意見交換会

【開催日時】
  平成15年9月16日(火)午後 4:00〜午後5:30
   
【場 所】
  東京国際フォーラム
   
【NHTSA側 出席者】
  Mr. Ronald Medford
Senior Associate Administrator for Vehicle Safety, NHTSA

Ms. Jacqueline Glassman
Chief Counsel, NHTSA

Mr. Kenneth N Weinstein
Associate Administrator for Enforcement, NHTSA


NHTSA メッドフォード氏より、「NHTSAの主な自動車の安全施策」のタイトルで講演を行っていただきました。講演後、引き続き参加者と、米国の今後の安全基準の動向や基準調和について活発な意見交換が行われました。

メッドフォード氏講演概要
「NHTSAとしては@コンパチビリティ、Aロールオーバー、B燃費規制、C基準調和 について興味を持ち、検討を進めている。10年間において、乗用車だけでなくLTVカテゴリーも増加してきている。そのため、衝突事故など、LTVカテゴリーにも多く見られるようになった。そこで、NHTSAとしては乗用車とLTVのコンパティビリティについて情報収集と研究を続けて来た結果、IPTレポートを官報として発表している。今後は、ライト、衝突実験、燃費などの問題を含んでいるため、それらの法規の改定を検討している。
また、乗用車やLTV、SUVにおけるロールオーバー事故が多くなってきており、NHTSAとしても問題としている。ロールオーバー事故による死傷者を減少させるにはベルトの着用率の向上も必要であると同時に、NHTSAは車両構造の対策としてFMVSS206(ドアラッチ)、FMVSS216(ルーフ強度)の改定も行っている。
燃費規制については自動車の安全とそれによる他への影響についても研究している。燃費プログラムについては一般にも広く意見を求めていく計画がある。
基準調和については欧州、日本とも協力して98年協定下におけるGTR作成を進めている。NHTSAとしてプライオリティーの高いチャイルドシート、ドアラッチ、ヘッドレストについては積極的に中心となって勧めている。基準調和は大変重要なことであるため、引き続き日米欧の協力体制のもと進めて行きたい。」






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