NHTSAランギ長官との意見交換

【開催日時】
  平成14年9月17日(火)午後 3:30〜午後5:30
   
【場 所】
  スクワール麹町 3階 錦
   
【NHTSA側 出席者】
  Dr. Jeffrey W. Runge
Administrator, NHTSA

Mr. Stephen Kratzke
Associate Administrator, NHTSA

Ms. Julie Abraham
Director, Int'l Policy & Harmonization, NHTSA



NHTSAランギ長官を招聘し、「基準調和を踏まえた米国の安全基準政策について」のタイトルで講演を行っていただきました。講演後、引き続き参加者と、基準調和についてだけではなく、事故後の医療に関することまで幅広く活発な意見交換が行われました。

ランギ長官講演概要
「米国は他国との基準調和を考えながら、米国にとってもっとも適した基準を導入することが重要だと考えている。1998協定、IHRAの活動は基準調和を進める上で大きな進展になったと考えられるが、どちらも成果が現れていないため、基準調和の具体的な可能性はまだ十分反映されていない。目的は安全、環境を保護するという目的は明確である。
1998協定下で議論されているGTR作成にあたっては、業界や一般の方が参画し、透明性を確保すること、また加盟国の主権を確保しながら安全、環境問題に対応することが重要と考えている。
GTR作成にあたってはドアラッチヒンジ、チャイルドレスト、ヘッドレストなどいくつかの項目でリーダーシップをとり、GTRが完成する努力をしている。
基準調和は単にECE規則を取り入れることではなく、もっとも良い物に既存の規則を変更していることが大切である。ヨーロッパの相互認証制度は米国内に取り入れることは困難である。しかし、ジュネーブの場で性能要件、テスト法、テスト装置など検討し、統一が図られ、米国に規制に適合しているのであれば採用することも考える。
基準調和を達成するために十分な時間を費やし共に協力、努力し良い結果が出ることを願っている。」






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