第1回WWH-OBDアドホック会議を開催
 
国連欧州本部(ジュネーブ)で開催された第44回GRPE国際会議会期中の6月13日、独立行政法人 交通安全環境研究所 環境エネルギー部 小高部長が議長を務める WWH-OBD(重量車排出ガスのOBDの基準調和)アドホックの第1回会議が行われました。1月の第43回GRPEで本アドホックグループの設立が承認されてから、2度の準備会議を行った旨が報告され、本格的な議論をスタートしました。

主な審議内容は下記のとおりです。
1.閾値の規定の有無についてGTRとしてひとつの閾値を規定することは難しいが、規制項目とある程度の幅を規定することを継続検討していくことが合意されました。

2.通信方式・コネクタについて 米国、英国から一本化したいという方針が示された一方、短期的には決着は難しい状況を加味し、短期と長期に分けた規制などを今後継続検討していくことになりました。また、この検討に際し、排ガス関係以外の電子制御システムへの影響、整備者や定期検査者への影響を十分考慮していくことが確認されました。コネクタ電圧の一本化についてはISO/SAEで技術的検討を行うことになりました。

3.事務局より用語の定義とGTRの構成、作業タイムテーブルについて提案があり、各国の意見を反映したものをベースに次回議論を行うことになりました。

4.第2回会議はオフサイクルアドホック会議と合同で11月6−7日(8日はオフサイクル)にパリで行う予定です。




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