本会議は、JASICアジア・太平洋地域活動の目的「アジア各国において、合理的な基準制定及び認証制度の整備の支援を通じ、国際的な基準調和の実現を図る」を具現化するためのステップとしてアジア諸国が自動車基準調和を推進する世界唯一のフォーラムであるWP29へ参加することを目標において推進しています。
この会議は1998年10月に東京で開催した第1回会議以降、2002年1月にジャカルタで開催した前回会議までアジア各国で6回開催し、アジア13地域の運輸、環境、自動車車両規則に携わる政府関係者、自動車車両もしくは部品製造に携わる業界関係者を対象に、のべ700人以上の参加を得ております。
過去6回の会議において、第1回〜第3回会議(1stシリーズ)では「自動車基準の国際調和及び相互承認を念頭において、アジア各国の最適な自動車基準・認証制度を見出すこと」をシリーズテーマとして意見交換を行い、「基準認証制度の整備、WP29への参加、1958年協定・1998年協定への加入」を今後の目標とした共同声明が発行されました。
第4回〜第6回会議(2ndシリーズ)では先に発行された共同声明に記載された目標の実現に向け「WP29へのオブザーバ参加の実現及び拡大」をテーマとして、主にWP29への参加阻害要因克服に向け意見交換を行ってまいりました。
前回、第6回官民会議では官民会議2ndシリーズのまとめとして「これまでの官民会議の成果、今後の基準調和活動の目標、将来の官民会議の姿、業界の協力」について新たな共同声明が作成され、同時に官民会議3rdシリーズのテーマが「ECE規則の採用とWP29/GR活動への参加の実現」と定められました。
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