WP29/GRSG Common tasks WGの東京Small meeting 概要報告

 

 

 

開催日
2001年9月5日〜6日

<会議概要>

自動車の世界統一基準の車種区分、重量、寸法の共通定義を策定するWP29/GRSG Common tasks WG の非公式会合が9月5日(水)、6日(木)の2日にわたって東京で開催され、次回Common tasks WGで検討される文書が作成されました。
Common tasks WGは昨年10月に第1回会議が開催され、3月に開催された第2回会議では、カテゴリーに関する基本的な考えについて日本が提案を行いました。10月に予定されている第3回会議では、同提案に対する各国からのコメントを基にカテゴリーの素案がまとめられる予定です。今回の非公式会合では、日本を含むCommon tasks WGの主な委員が参集し、乗用車、大型車のカテゴリー区分のメリット、デメリットについて検討が行われ、その分け方の方向性を明確にした文書などが作成されました。10月の第3回会議では、これらの文書についての検討が行われる予定です。

<参考>

開催日時:2001年9月5日(水)、6日(木)
開催場所:自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)会議室
議 長 :斧田 孝夫(国土交通省)
参 加 者:日本国土交通省、カナダ運輸省、GRSG議長、欧州自動車工業会、JASIC、CT事務局

資料及び公式議事録は下記アドレスへhttp://www.unece.org/trans/main/wp29/wp29wgs/wp29grsg/commontasks.html

 

共通課題とは

自動車・装置の国際流通の増大や自動車産業のグローバル化に対応して各国毎に異なる自動車・装置の安全・環境基準の世界的な統一を促進する国際協定であるグローバル協定は、日本を含む8カ国の締結を受けて平成12年8月25日に発効しました。(日本は平成11年8月に同協定を締結。平成13年9月現在、15カ国が締結。)
 同協定に基づく世界統一基準は、今後国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において日本、米国、EU等の関係国等の間で本格的に議論されることとなっています。日本政府はこれまで、世界統一基準の策定にあたっては、現在各国毎に定められている車種区分、重量・寸法の測定方法についての世界共通定義を作成する必要があると訴えてきました。その結果、必要性が国際的に認知され、国連欧州経済委員会自動車基準世界調和フォーラム(WP29)一般安全分科会(GRSG)の下にW/G設置され、日本の国土交通省が議長を行っております。今後関係国等の間で議論を行い、来秋を目途に車種区分、重量、寸法の世界共通定義をまとめる予定です。

 

 

 


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