第4回 共通課題 概要報告

 

 

 

開催日
2002年4月29日〜30日

主な結果
    第4回会合ではカナダ会議の結果としてドラフトテキスト及びコメント対応テーブルで議論が行われ、ほぼ合意に至りました。未解決事項についてはSmall Working Groupにて検討を行い、7月中旬には最終案を正式ドキュメントとしてECE/GRSGに提出する予定です。

    未解決事項
     (1)カテゴリー2のサブカテゴリーについての重量区分
     (2)カテゴリー2の最小積載重量
     (3)シーティングポジションの定義
     (4)特殊車両の定義
     (5)モーターサイクルの定義

    今後の予定
     5月15日 スモールグループへの議長案の展開
     5月24日 コメント〆切
     5月24日〜31日 懸案事項について各国別調整
     5月31日 スモールグループの検討終了
     6月上旬 フォーマルドキュメント案をメンバーに送付
     7月上旬 フォーマルドキュメント案の書面審議
     7月中旬 フォーマルドキュメントの最終化
     7月26日 GRSGフォーマルドキュメント〆切

資料及び公式議事録は下記アドレスへ
http://www.unece.org/trans/main/wp29/wp29wgs/wp29grsg/commontasks.html

 

共通課題とは

自動車・装置の国際流通の増大や自動車産業のグローバル化に対応して各国毎に異なる自動車・装置の安全・環境基準の世界的な統一を促進する国際協定であるグローバル協定は、日本を含む8カ国の締結を受けて平成12年8月25日に発効しました。(日本は平成11年8月に同協定を締結。平成12年4月現在、11カ国が締結。)
同協定に基づく世界統一基準は、今後国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において日本、米国、EU等の関係国等の間で本格的に議論されることとなっています。
日本政府はこれまで、世界統一基準の策定にあたっては、現在各国毎に定められている車種区分、重量・寸法の測定方法についての世界共通定義を作成する必要があると訴えてきました。その結果、必要性が国際的に認知され、国連欧州経済委員会自動車基準世界調和フォーラム(WP29)一般安全分科会(GRSG)の下にW/G設置され、日本の国土交通省が議長を行っております。今後、2年間で関係国等の間で議論を行い車種区分、重量、寸法の世界共通定義をまとめる予定です。

 

 

 


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